インドにおける女性活用
ご存知の通り、インドでは、カースト制の歴史があります。それに加えて、特に農村部では、男女格差の問題も依然として強く残っているそうです。女性は家事をするのが当然で、外で働くことが一般的でない地域もあります。
現地のインド人に聞いてみると、現在は、そういった農村部の例は少数派であり、ムンバイ、ハイデラバード、デリーなどの都市部では、そのような傾向はなく、男性と同じように企業に勤務する女性も大勢いるといいます。しかし、そんな働く女性たちの中でも既婚女性の約半数が、出産や育児に関連する経済的・肉体的な負担を懸念し、出産を先送りにしているケースもあるようです。
このような状況の中で、女性活用に積極的に取組んでいる企業が多く、当社でも例外ではありません。出産直後の女性は、育休はもちろんのこと、家で仕事をしている方も多くいます。また、子供が休みの日には、会社に連れてきて仕事をしている人もいます。ほどんど、子供の相手をしていて仕事どころではなさそうですが。また、当社では、女性採用も積極的に行ってまして、今年の新人のうち、女性を30%しているということを企業案内にも掲載しています。
インドにおける女性活用の情報を2つ掲載しておきますと、マッキンゼーの調べでは、インドで女性活用できれば、2025年には、GDP60%増になるとのデータもあります。
もう一つは、インドが誇るIT企業”BIG3″の一つ、Wiproに関してはインド国内での女性活用にとどまらず、サウジアラビアの女性を活用する動きもあります。インド企業の女性活用が勢いを増せば、世界におけるインドの存在感がより増しそうですね。
ダイバーシティ、ワークライフバランス、これらは日本に限らず、インドでも企業の関心事として定着している模様です。
そして人生は、つづく、、、